不眠治療について

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不眠治療について

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寝付きが悪い,眠りが浅い,朝スッキリ起きられない,といった不眠の状態がしばらく続くときは,セルフケアだけでなく専門医に相談するのがベストです。では,不眠の治療とはどのようなものなのか,見てみましょう。

 

通常,不眠で受診する診療科は,精神科や神経科です。ですが,精神科病院の中には,精神障害を主に扱うところもあり,病院選びは慎重に行なわなければいけません。不眠とはいえ,他の病気が関係していることも考えられますから,いわゆる総合病院の中にある精神科,心療内科などを受診すると良いでしょう。最近は,不眠を主に扱う不眠外来を開設している医療機関もありますので,近くにあるようなら通えるでしょう。

 

病院では,不眠の状態や原因などに応じて治療が行なわれるでしょう。一般的な不眠では,薬を使って治療することがほとんどでしょう。睡眠薬や精神安定剤が使われますが,寝付きが悪い人には効き目が短いもの,眠りが浅くてすぐ目が覚める人には長時間効くもの,などと使い分けられます。最初は,効き目の軽いものから始まるでしょう。

 

睡眠薬の服用に心配する人も少なくありません。依存症や副作用などです。副作用は薬それぞれに違いますから,医師や薬剤師に説明を受けましょう。依存症については,心配ありません。不眠が改善されてきたら,薬を減らすこともできますし,眠れないときだけの頓服薬として使用することもできます。

 

眠れないのが不眠だけの問題でない場合は,関係する病気の治療も同時に行なわれるでしょう。