貧血の対処法

スポンサードリンク

スポンサードリンク

貧血を抱えて生活している人は少なくありません。実際に貧血と診断されていなくても,いろいろな症状から貧血だと感じている人も多くいることでしょう。ここでは,貧血とはどのようなものなのか,まとめています。

貧血とは

身近な病気の一つである貧血。かなり多くの人が抱えている病気で,種類も症状もさまざまあり,自覚症状がほとんどない人さえいます。では,よく知られていながら誤解されているところも多い貧血とはどのような病気なのか,見てみましょう。

 

貧血は,文字からすれば血液が少ないというイメージを持つかも知れませんが,そうではありません。血液が薄い,といった方が正しいかも知れません。

 

専門的にいえば,貧血とは一般的に,血液中の赤血球が少なくなった状態をいいます。血液中には,液体部分である血漿とそれ以外の血球とがあります。血球は大きく分けて,赤血球,白血球,血小板などで,それぞれが独自の役割をしています。貧血に関係するのが赤血球で,ヘモグロビンという色素に酸素を乗せて全身に運んでいます。このヘモグロビンが赤い色をしているので,血液も赤い色になる訳です。

 

原因はさまざまで別項で取り上げますが,何らかの理由でヘモグロビンの量が少なくなると,血液は全身を巡っていても酸素の運搬を行なうことができず,さまざまな不調が起きることになります。慢性的な酸素不足の状態ですから,活発な活動が行なえず,場合によっては内臓の機能に影響を及ぼすこともあります。

 

貧血には他の病気と同じように程度があり,軽いものや一過性のものであればセルフケアや食事療法をしながら血液の状態の回復を待つことができます。しかし,病院での治療が必要なケースもあり,軽く見ることはできません。