病院と医療

比較的馴染みを持って接している人もいれば，縁遠い存在である人もいる，病院。後者の方が望ましいですが，誰もが何らかの医療を必ず必要とします。ここでは，医療や病院に関係して知っておくべきことについてまとめています。

誰もが必ずお世話になる病院。病気やケガのときに頼もしい存在ですが，そこで受けることになる医療についてじっくりと考えることは大切です。また，ある程度理解しておくことも必要でしょう。では，病院と医療に関係してどのようなことを知り，考えるべきでしょうか？

まず，病院を選ぶことについてです。普通，近所にあるとかそれなりに評判が良い，といったような理由で自分が行く病院を決めるでしょう。地域に住んで長ければそのような情報も耳に入りますが，引っ越してすぐであったりマンションなどで近所付き合いがあまりなかったりすると，自分で情報収集をしなければいけません。

そのためには，病院の規模による役割の違いや診療科ごとの特徴などについて理解していなければいけません。大きな総合病院は近くの町医者のように対応してはくれませんし，自分の必要とは違う診療科に行くのは無駄なことです。

比較的軽い症状であったり一般的な病気であったりする場合はそれほど深く考えませんが，ガンなど命に関わる病気のときは，自分が受けようとしている医療が適切かどうか納得していなければいけません。治療費のことも気掛かりでしょう。それらの不安を解消して治療に専念するには，関係する制度のことを知っておくと役立ちます。

病院で医療を受けるとき，医師の判断を仰ぐことは大切ですが，基本的に中心となるのは患者本人です。医師や看護師，薬剤師，ケースワーカーなどには任せるのではなく相談して，必要なことを決めていくことが大切です。