正しい医療とは

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正しい医療とは

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病院や医師によって医療の行ない方は違うことがあります。患者としては,前の病院とは違うとか医師が変わると不安といった気持ちが出てくるものです。では,正しい医療とはどのようなもののことをいうのでしょうか?

 

健康や命への考え方にいくらか未成熟なところがある日本人の場合,医療の中心となるのは医師や病院であることが多いです。自分は受け身で対応し,こうしましょうといわれたことに迷わず同意し,こうしなさいといわれたことをまじめに聞き入れる,という態度です。ある側面では医師に協力的といえますが,別の見方をすると医師に任せ切りであるともいえます。その上で,よく理解していない自分の症状や治療法に不安を感じる訳です。

 

最近になってようやく浸透しつつある考えですが,治療を行なうのは患者本人で,医師はそのサポートをしているに過ぎません。当然,専門的な知識がないということで患者は医師の診断や指導を仰がなければいけませんが,それを正しいと認めて受け入れるのは患者の責任です。つまり,医療は患者が中心となって行なわれるのが正しいスタイルであるといえます。

 

この点で,家族が医療に積極的に関与することも欠かせません。ときには通院に付き添うことも必要ですし,治療をきちんと受けられるようにもしなければいけません。何よりも,病状が重いときは特に,精神的な支えとなる必要があります。

 

ですから,自分の受ける医療が正しいかどうかは,医師や病院のやり方ではなく患者本人の取り組み方に掛かっているといえるでしょう。