病院の種類

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病院の種類

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病院であれば自分が行きたいと思うところへどこでも行けば良い,と思うかも知れませんが,実はそうではありません。制度上分けられた種類があることを知っておく必要があるでしょう。では,病院はどのような種類に分けられているのでしょうか?

 

まず,分かりやすいのが,患者の抱える病気による分類です。それによると,一般病院,精神科病院,結核療養所,感染症病院と分けられています。最も多いのが一般病院であることは言うまでもありませんが,他の病院はそれぞれ特定の病気や疾病の治療に特化した施設として設けられています。医療法による基準があり,それを満たしているかどうかで分類されます。

 

最も多い一般病院を,それぞれの機能によって種類分けするよう医療法が改正されました。それによる分類として,特定機能病院,地域医療支援病院,その他の病院や医療機関とする分け方がされます。特定機能病院には,高度の専門的な医療を行なう大学病院や国立がんセンターなどが認定されていて,通常病院からの紹介として受診します。紹介状がないなら医療費の負担額が増えます。地域医療支援病院は,地域の病院での医療を後方支援するのが主な目的で,地域の中規模程度の病院が承認を受けていることが多いようです。赤十字病院や労災病院などはこの種類に該当するところが多くあります。

 

一般的には,さまざまな診療科がある病院を総合病院,少数の診療科を専門的に扱う専門病院と分けることがあります。しかし,総合病院という分類は制度上廃止されていて,病院名や通称として残っています。