肩こりと姿勢

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肩こりと姿勢

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肩こりの人の中には,姿勢の悪い人や同じ姿勢で長時間過ごす人がよく見られます。そのような生活スタイルが肩こりを引き起こしていることは確かです。では,肩こりと姿勢との関係について見てみましょう。

 

別項で取り上げたように,姿勢が悪いと肩に余計な力が入り,筋肉のこわばりを招きます。本来筋肉は,収縮と拡張を続けることで正常に働く訳ですが,悪い姿勢のまま過ごしていると,筋肉は緊張したままで血行が悪くなります。これが,肩こりを引き起こすことになります。

 

では,良い姿勢とはどのようなものなのでしょうか?体の横から見ると,背骨はS字のカーブを描いています。肩甲骨の付近では後ろに曲がり,腰の辺りで体の前側にカーブしています。立ち姿勢でも座り姿勢でも,これが保たれるような姿勢をしていれば良い姿勢で,骨格や筋肉に負担を掛けることはありません。

 

座り姿勢でよくあるのが,前のめりです。パソコン作業や書類整理などをしていると,どうしても集中するにしたがって画面や書類に近付けていって,前のめりになり,さらに進めば猫背になります。これは,首の周り,特に背中上部の僧帽筋が常に伸びきった状態で,こわばりを起こす大きな原因といえます。

 

猫背を避けようとして,椅子に浅めに座り背中を背もたれにしっかり付ける,お腹を突き出したような姿勢をする人もいます。これは,どちらかというと腰痛の原因となりますが,ひじを伸ばしてキータイプしなければいけないため,腕も張ってくるでしょう。