病気による肩こり

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病気による肩こり

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肩こりは一般的で身近な症状であるだけに軽く捉えがちですが,そこに病気が隠されていることも珍しくありません。それも,命に関わるような病気であることもあります。では,病気による肩こりについて見てみましょう。

 

別項でも取り上げたとおり,肩こりの原因となる病気がいくつかあります。まずは,狭心症などの心臓病です。発作時は明らかな胸の痛みが出ますが,発作がなくても左の肩から胸に掛けてこりのような痛みを感じることがあります。痛みというよりは不快感という感じ方をすることが多いようです。セルフケアができるような病気ではありませんから,注意しましょう。

 

また,胸膜炎(肺を覆う膜の炎症)でも,肩こりのような痛みが症状となります。痛みの種類はさまざまですが,炎症が起きている部分の痛みに加えて,首や肩の痛みもあり,それが肩こりと感じることがあるようです。炎症の部分によっては,背中側に症状が出て,背中の痛みを訴えることもあります。やはり,背中のこりと勘違いすることもあるようです。息苦しさなど他の症状もありますので,痛みだけで判断しないようにしなければいけません。

 

肩こりを引き起こす慢性的な病気としては,眼精疲労や緊張性頭痛などがあります。それぞれの症状の緩和と共に,原因を取り除けるような生活をすることが大切です。

 

肩こりがひどくマッサージをしても良くならないとき,肩こり以外の体調不良があるときなどは,病気がある可能性を疑って,病院で診てもらうようにしましょう。