口内炎の予防法

症状としては虫歯よりも辛いかも知れない口内炎ですが，原因やメカニズムがはっきりしていないとはいえ，ある程度予防にどのようなことが役立つか知られています。では，口内炎を予防するにはどうすれば良いのでしょうか？

まずは，口の中を不用意に傷付けることがないように注意しなければいけません。それで，歯磨きの仕方が悪くないかチェックできます。歯磨きのときによく出血したり，歯ブラシの毛先が開くのが早かったりするならば，磨く位置や力加減に問題があるのでしょう。指先で軽く持って歯と歯ぐきの間を磨くようにすれば，歯ぐきが傷付くのを最小限に止められます。

食べるものにも気を付ける必要があるでしょう。できたてのものを熱々のまま口に入れるなら，火傷をしてそこが口内炎になることがあります。適温に冷ましてから落ち着いて食べるようにしましょう。小骨が多い魚も口の中を傷付けることがありますので，気を付ける必要があります。

口内炎は，疲れたときや栄養不足のとき，寝不足のときにできやすいですから，そのような状況を改善することも予防に役立ちます。仕事や勉強などある程度頑張らなければいけませんが，無理が続くことは良くありません。口内炎以外の病気になる可能性もありますので，頑張ったら休む，ということを心掛けるようにしましょう。

口の中の細菌のバランスも，口内炎に関係する要素です。食後の歯磨きができないなら，マウスウォッシュで口をゆすぐなどして，口の中を清潔な状態にしておくと良いでしょう。