食欲不振時の生活習慣

食欲が落ちているときは，体力の低下もあって，少しダラダラとした生活をしてしまいがちです。体調の悪いときだからこそ生活習慣には気を付けましょう。では，食欲のないとき，どのような生活に心掛ければ良いのでしょうか？

それほど体調が悪い訳ではないのに食欲が出ない，というときは，生活習慣の乱れが影響していると考えられます。特に，それほど食べなくても体力が持つようなら，運動不足でエネルギーを使っていないのかも知れません。そのままではだんだんと痩せていって体力がなくなっていきますから，必要な対処をしましょう。

そのためには，運動不足の解消が必要です。食欲がなくてあまり食べていない時期にいきなり運動をするのは事故の元ですから，まずは生活の中で体を動かすように意識しましょう。できるだけ歩くようにするのは良いですし，できるようなら少しの時間を見つけてスクワットや腹筋，腕立て伏せといった基本的なトレーニングも行なえます。消費エネルギーが増えれば，おのずと食事を欲するようになるでしょう。

生活のリズムを整えることも大切です。生活リズムの乱れは自律神経を狂わせ，胃腸を悪くして食欲を失わせます。ですから，規則的な生活をするようにしましょう。休日に遅くまで寝て食事のリズムが狂うのも良くありません。ゆっくり過ごすとしても，一旦起きて朝食を摂るようにしましょう。

仕事によっては毎日同じリズムで過ごせないこともありますが，そのような場合は1週間周期で生活リズムを整えれば，食欲を含め体調を良い状態に維持できるでしょう。