空調機器の上手な使い方

暑い夏，寒い冬，快適に過ごすための強い味方が，エアコンなどの空調機器です。しかし，ただ運転させれば良いという訳ではなく，上手な使い方があります。では，空調機器をどのように使えば効果的なのか，見てみましょう。

エアコンでは，温度設定が快適さのカギとなります。夏場はしっかり冷やせば涼しいですが，外との気温差によってエアコン疲れを起こしてしまいます。寒い時期には，温め過ぎるとのぼせたり外に出たときに血圧が上がったりして，危険なこともあります。通常は，外気との温度差を5度程度に抑えて設定するのがベストです。湿度が変われば体感温度も変わります。それを利用して，夏は除湿機，冬は加湿器をエアコンと併用させると良いでしょう。

また，エアコンはずっと付けっ放しにするのではなく，状況に応じて止めることも大切です。エアコン自体が気温を感知して運転を止めることもありますが，自分で調整するのがベストでしょう。ときどき電源を切る方が電気代の節約にもなります。エアコンを付けたまま寝るようなことは避けましょう。

エアコンは使うだけでなくメンテナンスも大切です。フィルターに付いたホコリやカビを取り除いてキレイな状態にしておかなければいけません。エアコンを付けたときににおいがするなら，フィルターがかなり汚れているでしょう。利用状況にもよりますが，月に2回くらいはフィルター掃除を行ないましょう。除湿機や扇風機も小まめに手入れをすることが大切です。

できる状況であれば，ときどき窓を開けて外の空気を入れるようにしましょう。