住まいの健康とエコ

スポンサードリンク

住まいの健康とエコ

スポンサードリンク

健康的な住まいを整えるに当たって,エコについて考えることは大切なことです。良い住まいは環境に配慮したものでなければいけないというのは当然のことでしょう。では,エコを取り入れた健康住宅をどのように作ることができるでしょうか?

 

住まいが影響する健康トラブルとしてシックハウス症候群については,すでに取り上げたとおりです。さまざまな化学物質が資材として使われ,それに対するアレルギー反応を起こす,というものです。

 

木材が使われた住まいでも,よく見ると接着剤が多く利用されています。例えば,木目のフローリング剤の中には,数十センチくらいの細かい木材が接着剤でつなぎ合わされたものが多くあります。8畳の洋室にフローリングを張れば,その面積分接着剤が使われているということです。また,細かい木のチップや薄い板を合わせた合板も多用されるでしょう。

 

そのすべてにシックハウス症候群の元となるものが使われているという訳ではありませんが,エコへの取り組みが重視されている今の時代では,そろそろ見直すことが必要でしょう。

 

化学物質の多く使われた資材は,自然に帰ることができません。それに対して,材木の場合は,時間が経てば朽ちていきますし,使わなくなればリサイクル・リユースすることが可能です。資材の製造工程でのCO2排出量の観点からしても,材木をそのまま使ったものの方が優れているでしょう。

 

当然,すべての住まいを100パーセント木造住宅にするのは非現実的ですが,新築や増改築のときには考えたい問題といえます。