周辺環境による被害

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周辺環境による被害

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住まいの中だけでなく,外の環境がどうであるかということは,健康に大きく関係することの一つです。住みにくくする原因が何かないかチェックすることは大切です。では,周辺環境がどのような健康被害をもたらすのか,見てみましょう。

 

問題となる周辺環境として,一つには騒音が挙げられます。幹線道路や線路が近くにあれば,車や電車が通るたびに大きな音がします。夜遅くなって電車も終電が通り,車の通行が減ると,大きな音を立ててバイクを走らせる若者が出てきます。家の近くに商店や飲食店がある場合も,客の話し声が気になるでしょう。このような騒音によって,不眠やイライラなどの症状が出る人が多くいます。中には,次第に慣れてくる人もいるようですが,おおむね外がうるさくて眠れないというケースが多いです。

 

騒音と似た環境被害として,光による害,つまり光害があります。夜間の車の通行時,街頭,店舗の照明などが住宅に入るというものです。それらの灯りは安全上必要なものですから制限することは難しいですが,照明の角度や窓の向きや広さなどからすると,かなりの光量が屋内に入ることがあります。やはり不眠などの原因となることがあります。

 

工場が住宅周辺にある場合は,排気ガスや排水のにおい,ガス中の成分によるアレルギーといった被害が出ることもあるでしょう。ある程度の規制がされているとしても,敏感な体質の人には辛い環境といえます。

 

便利なところで暮らしたい反面,そのような環境では健康への影響が出る可能性も高い,というジレンマがあります。