日照不足の影響

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日照不足の影響

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住宅価値の評価でも大きなウェイトを占めるのが日照,つまり日当たりですが,単に明るさや快適さを得られるだけでなく,健康にも大切な要素です。では,日当たりが悪く日照不足の状態が健康にどのように影響するのか,見てみましょう。

 

日照不足による健康への影響として指摘されているのが,うつ症状です。特に,日照時間が短くなる冬場に多く,冬季うつ(ウィンターブルー)といわれる状態になりやすくなります。原因としては,体内時計の狂いや光による刺激の低下で脳の活動が低下することが考えられます。一般的には,平時に行なえていたことが行なえなくなったり,睡眠時間が長くなったり,甘いものが欲しくなったりする,といったことが主な症状とされています。

 

戸建であれば生活する部屋を変えるなどして対処することができますが,部屋数の少ないアパートのような環境では,日照が悪い状態のまま過ごさなければならず,冬場は特に気分が晴れなくなることが多いでしょう。

 

また,日照が十分あれば湿気を乾燥させることができますが,日当たりが悪ければそれができずにカビが発生しやすくなります。カビは,湿度の高い環境を好み,どんどんと広がっていきます。それがアレルギーの原因となることも少なくありません。日照不足で湿気の多いところに住んでいて,クシャミや鼻水などが増えたなら,アレルギーのサインかも知れません。

 

どうしても住まいの日照不足の環境を変えられないということもありますが,何らかの対策をしなければ健康を損なう可能性が高いですから,注意しましょう。