休息によるストレス解消

ストレスを解消するには，ゆっくりと休むのが効果的です。最近あまり休めていないと感じるなら，意識して休息を取るようにしましょう。では，休息によるストレス解消の効果や方法について見てみましょう。

ストレスを感じるとき，体では自律神経が交感神経優位の状態に傾き，緊張状態になります。それに合わせて血流や血圧，内臓の機能も調整されます。それに対して，リラックスした状態では副交感神経が働き，緊張状態を和らげてくれます。

大事なのはこれらのバランスで，緊張とリラックスの割合が大まかに6対4の状態が望ましいとされています。言い換えると，頑張る時間が6時間あると，それに対して4時間の休息が必要だということです。それによって，身体的な機能を正常に保ち，精神的にもバランスの良い状態でいられます。

このリラックスタイムは，まとめて取ることもできますが，理想的なのは小まめに取ることです。1回の息抜きは短時間で十分ですが，それによって集中力を維持したりパフォーマンスを向上させたりすることができます。少し頑張ったなと感じたなら，お茶をゆっくり飲んだりトイレに行ったりして一息入れると良いでしょう。デスクワークの人にとっては，眼精疲労の予防にも役立ちます。

タバコで一服という人もいますが，オススメできません。喫煙中に限ってリラックスできることは確かですが，ニコチンやタールなどの有害物質は体にとってストレスの源となります。新鮮な空気を吸う方がはるかにストレス解消に効果があります。