体内リズムと朝食

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体内リズムと朝食

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多くの人が陥りやすい朝の体内リズムを乱す要素が,朝食を抜くことです。これによる体内リズムの狂いが,一日の活動にだけでなく健康状態にも悪い影響を与えます。では,体内リズムを整えるために朝食はなぜ大切なのでしょうか?

 

いろいろな調査で明らかになっていることですが,朝食の欠食率が高くなっています。朝食を食べないと聞くと,寝坊した子供が食パンをくわえて家を飛び出す様子が思い浮かびますが,最近は大人にも朝食抜きの人が増えています。特に,一人暮らしの比較的若い世代にそのような傾向があり,ゆっくり寝ていたいとかダイエットをしているなどといった理由が影響しているようです。

 

理由はどうであれ,朝食を食べないなら,急いで動き始めても体はスイッチが入っていません。食事をして体が温まることで,脳や体は活動モードに入ります。エンジンの温まっていない車の動きが鈍いように,朝食抜きのままではしっかりと動くことができません。そのためにダラダラと過ごすことになり,疲労感がないために晩が眠れず,朝起きるのが遅くなって欠食する,という悪循環に陥ります。

 

ダイエットのために朝食を食べないというのは,逆効果です。体が十分目覚めていない状態で一日が始まるため,代謝が低く,エネルギーの消費量が低いです。そのまま昼の食事をしますが,朝食べていない分多く食べたり,そうでなくても間食をしたりすることになってしまいます。

 

たくさん食べる必要はありませんが,少しずつでもバランス良く食べられるように考えると良いでしょう。