紫外線のことを知る

色白美肌を目指すなら，紫外線対策をスキンケアに取り入れなければいけません。その対策をするためには，紫外線の性質について知っておくことが必要でしょう。では，紫外線とはどのようなものなのか，見てみましょう。

紫外線とは，太陽光線のうち目に見える可視光線より波長の短い光線のことをいいます。紫外線が地表に届いている以上，それには意味があります。その一つには，人は紫外線を浴びることによって，骨を強くするビタミンDを合成することができています。また，循環器系においても有用な働きをしている，といった側面もあります。しかし，美容の点からは有害視されているのが一般的です。

紫外線は，その波長によって3つに分けられます。波長の長いものから，A波，B波，C波とされていて，C波はオゾン層によってカットされ，地上には届きません。A波（UVA）は，室内にいても窓ガラスを通過して侵入し，肌に当たると奥深くまで届きます。B波（UVB）は，日焼けを引き起こす成分の紫外線です。

一般的なイメージでは，日差しの強い夏場が紫外線量の多い時期と思われていますが，UVAについては5月と8月にピークとなり，寒い時期が終わればすぐ対策を始めなければいけません。UVBは，イメージどおり真夏がピークですが，春から増えてきますから，早い時期からの対策が必要です。

紫外線の影響としては，日焼けやシミが真っ先に挙げられますが，シワやたるみも作ります。また，皮膚ガンや白内障を引き起こす一因ともいわれています。