だるさと病気

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だるさと病気

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倦怠感,つまりだるさを一症状とする病気は少なくありません。適切に対処すればそのうち治るものから,少し深刻なものまでさまざまです。では,だるさを引き起こす病気について見てみましょう。

 

身近なところからいえば,風邪があります。風邪はウィルスが原因で発症しますが,そのウィルスに対する免疫反応としてさまざまな症状が出ます。ウィルスを排除するための免疫の働きに体力が使われますので,自分が活動するための体力が減りだるく感じるようになります。通常は2〜3日もすればそのようなだるさは和らいできます。

 

また,貧血でもだるさが起こります。貧血は血液中のヘモグロビンが減少し,全身に酸素を運ぶ能力が低下する病気です。ですから,自分で動こうとする気力はあっても細胞が活動するために必要な酸素が足りず,だるくなります。中には,貧血でも無症状の人もいます。

 

だるさの出る病気として注意が必要なのが,慢性疲労症候群です。最近少しずつ知られるようになってきましたが,まだあまり認知されていないのが実情です。激しいだるさが続いて生活に支障が出るようなもので,単なる疲れではありません。風邪のような症状や,不眠や集中力の低下などの精神症状も現れることがあります。現時点では,原因不明とされています。

 

症状として似ているのが,うつ病です。患者数も増えていることで注意が呼びかけられていますが,慢性疲労症候群と違い,原因がはっきりしています。やはり,早めの治療が必要です。

 

女性の更年期障害やガン,睡眠時無呼吸症候群などでもだるさが見られることがあります。