ストレスによるだるさ

意外と多いのが，ストレスによるだるさです。大したことをしていないのにだるくて元気が出ないときは，ストレスを感じやすいか溜めやすい状態になっていることが多いです。では，ストレスとだるさとの関係について見てみましょう。

生活をする中でストレスは避けて通れません。というよりも，ストレスがなければ生きていくことはできません。適度なストレスは生活に刺激や変化を与えるものです。

しかし，問題なのは，ストレスが度を超えたり受け入れられない種類のストレスが加わったりすることです。そのようなとき，ストレスに対抗するために防衛反応が働き，自然と体は緊張します。場合によっては，呼吸や心拍，血圧の上昇といった身体的な変化もしばしば起こります。

いってみれば，軽く息が上がるような運動を無意識のうちにしているようなもので，それが続けば疲れを感じるのは当然のことです。ただ，実際の運動をしているときとは違い，筋肉を動かしてほぐしたり活発に活動してリフレッシュしたりしているのではありませんから，運動後の爽快な疲れではなくぐったりしたようなだるさを感じるようになります。

引っ越したり就職したりしたような生活の変化が起きたときは，このようなストレスを感じやすいです。ですが，次第に順応していくことで解決できることが多いです。それに対し，日常の人付き合いや心配事などによるストレスは溜めやすい傾向があり，気苦労や気疲れが続き，だるさが抜けなくなるでしょう。