栄養不足によるだるさ

体を元気に動かすには，エネルギー源となる栄養素が必要ですが，もし何らかの理由で栄養不足に陥るなら，力が出ずにだるく感じられるようになるでしょう。では，栄養不足がどのようにだるさの原因となるのか，見てみましょう。

体を動かすエネルギーとして必要とされる基本的な栄養素には，糖質と脂質があります。食品でいえば，ご飯やパンなどの炭水化物や肉などの脂肪です。これらは，いわばエネルギーの材料となるものですから，しっかり活動するためには欠かせません。

これが不足する原因には，ダイエットがあります。よく考えて管理した上で行なうダイエットでは問題ないでしょうが，行き過ぎたダイエットや無知の状態で行なうダイエットでは，栄養不足からのだるさを引き起こしがちです。ダイエットのためには糖質や脂質の摂取量をコントロールしなければいけませんが，極端にカットすると健康に影響が出てきます。

また，これらのエネルギー源となる栄養素をエネルギーに変える働きをするビタミンB群も必要です。糖質や脂質があってもビタミンB群が不足すればエネルギーに代謝されず，体脂肪となって蓄積されていきます。ビタミンB群を豊富に含む食材は高カロリーのものが多く，やはりダイエットによって敬遠されがちです。

これらの他にも，全体的な栄養バランスが崩れたり不足が生じたりすれば，体が正常に機能しなくなり，体調不良の症状としてだるさが出てくることもあるでしょう。食事の量とバランスは体力に大きく影響するといえます。