記憶と睡眠

スポンサードリンク

記憶と睡眠

スポンサードリンク

記憶について語るとき,睡眠のことにも触れる必要があります。眠って休んでいる睡眠も,記憶においては大切な役割をしています。では,意外と係わり合いの深い記憶と睡眠の関係について見てみましょう。

 

日中にたくさんのことを見聞きしたり学習したりしたことは,まず整理しなければいけません。そうでなければ,必要なときに必要な情報が取り出せなくなります。そこで睡眠が出てくる訳ですが,特に浅い眠りであるレム睡眠が関係します。このとき,体の筋肉は緩みきっていますから,レム睡眠は体の休みで,脳は働いています。この睡眠中に脳は記憶を整理しているのではないか,とされています。

 

また,たくさんの情報を収集したなら,脳を休める必要もあります。この睡眠がノンレム睡眠で,深い眠りを指しています。脳は意外と多くのエネルギーを使っていますから,深い休養が必要です。それは単にリラックスさせるという意味だけでなく,体に必要なエネルギーを温存する目的においても不可欠なものです。

 

このような睡眠があることで,記憶を保持しやすくなっています。一旦記憶領域に入った情報を仕分けることと同時に,別の睡眠では脳の活動のためのエネルギーを蓄えるために休んでいるという訳です。

 

ですから,必要な睡眠を毎日必ず取るようにしましょう。晩は早めに寝るように心掛けて,夜更かしをすることは避けます。もしあまり眠れないなら,睡眠環境を改善できますし,場合によっては薬剤師や医師に相談することもできます。