記憶のトラブルを起こす生活

できるだけ避けたい記憶に関係するトラブルですが，知らず知らずのうちにそうなりやすい生活をしていることがあります。脳の働きにも，生活習慣が大きく影響しています。では，どのような生活が記憶力の低下を招くのでしょうか？

脳は，筋肉と同じで，使わなければ衰えていきます。普通は，何かの形で頭を働かせる生活をしていますから，たちまち記憶の衰えを感じるようなことはないでしょう。しかし，仕事にしても買い物や通勤にしても，いろいろな作業を機械的に行なっているなら，脳が活発に働いているとはいえません。また，休日はいつも家でのんびり過ごすだけというのも，頭をあまり使っていないことになります。

体と同じように，脳の健康のためにも，運動不足は良くありません。体を動かしてリフレッシュする機会がないなら，ストレスによる緊張状態が続いて脳が悲鳴を上げることになるでしょう。

食生活も記憶力に影響することがあります。健康やスタイルを維持するために，ある程度食事をコントロールするのが必要なこともありますが，あまり頻繁に，また極端に行なうと脳が栄養不足になります。そのうち，大切なことを思い出せない，仕事も勉強も集中できない，という事態に陥るでしょう。特に，朝食を抜くことは良くないとされています。

脳を正常に働かせて記憶力などの能力を維持するためには，しっかり機能させることと適度な休養，栄養補給が大切です。もし問題となるような生活をしているのであれば，解決することが必要でしょう。