加齢による記憶力低下

スポンサードリンク

加齢による記憶力低下

スポンサードリンク

年を取るにしたがって記憶力が低下する,というのが一般的です。誰もが避け得ないこの状態がどのようにして起きるのか知っておけば,対策を立てることができます。では,加齢によって記憶力が低下するのはなぜなのでしょうか?

 

脳の発育は10代の子供の頃がピークで,早く感じますが20代になると次第に脳細胞が減っていろいろな能力が衰え始めます。とはいえ,それほど記憶力の低下が著しい訳ではありませんし,現役でまだまだ働かなければいけませんから,自覚するほどにはそれほどならないでしょう。

 

しかし,老視など他の老化現象が現われてくる40代くらいでは,記憶力が衰えたことを実感する人が増えていきます。いよいよ現役を退く60代になると,新しいことでも始めない限り頭を使うことが減って,物忘れをすることも多くなるでしょう。集中力や思考力も低下しますから,何かを新しく記憶していくことが難しく感じるかも知れません。

 

身体的な変化から考えると,若い頃より脳の血管が柔軟性を失ったり食が細くなって脳に必要な栄養素が不足しがちになったりするようなことが,記憶力に影響することもあるでしょう。頭を使うことはエネルギーの要ることですから,体力が落ちる年齢になると,なかなか覚えられない,思い出せない,ということが増えてきても不思議ではありません。

 

しかし,いろいろな分野で第一線で活躍している年配の人も多く,しかも年を取ってから始めたことに打ち込んでいる人もいることからすると,加齢による記憶力低下は必ずしも不可避ではないといえるでしょう。