防湿・防カビ対策

時期や住まいの環境によっては，湿度が高くなりカビが発生しやすくなります。カビが生えれば掃除をすれば良いと考えずに，湿度をコントロールしてカビの発生を抑えることが大切です。では，住まいで行なえる防湿・防カビ対策について見てみましょう。

住まいで湿度が高くなる原因としては，梅雨などの時期的なものがあります。雨が多くジメジメする時期には，住んでいる環境に関係なく，快適な湿度を保てるようにしなければいけません。また，空気がこもりやすかったり日当たりが悪くて乾燥しにくかったりする環境では，湿気が増えてカビが生えることが多いです。そのような住環境では一年を通して対策が必要でしょう。

カビは，酸素と栄養，温度，湿度の4つの条件が揃えば発生します。対策ができるのは，栄養と湿度でしょう。カビの栄養源となるようなものを取り除くには，定期的な掃除が必要です。広くて目に付きやすい部分は掃除もしやすいですが，カビが生えやすいのは家具やカーペットの裏，押入れなど，普段あまり手を付けないところです。そのようなところをキレイにしておけば，カビの発生を防ぐことができます。

湿度のコントロールということでは，除湿機が役立ちます。エアコンに除湿機能があるなら，それを利用しましょう。しかし，押入れのような場所まで除湿機の機能が届きませんので，押入れ専用の除湿剤を使うと良いでしょう。あまり費用を掛けたくなければ，スノコを敷いて，そのすきまに丸めた新聞紙を置いておくこともできます。