住まいでの健康対策法

理想的な住まいではなかったとしても，その後の生活の仕方によっては，その家で健康的に過ごしていくことが可能です。では，どのようにすれば今の住まいを健康的な環境にすることができるでしょうか？

日当たりについては，自分で状況を変えることはできないでしょう。しかし，日照を妨げるものを自分が置いていないか確かめることは大切です。タンスなどの大きな家具を窓辺においていれば移動させることができます。カーテンを明るい色のものにしたり，照明をキレイにしたりすれば，暗くなりがちな部屋でも明るく過ごせるでしょう。

ジメジメしてカビが生えやすいなら，その部分を開放して乾燥させたり消毒したりしてキレイにしておく必要があります。風通しを良くしておくと，カビの発生を防ぐのに役立ちます。どうしても窓を開けるなどできないようなら，サーキュレーターや扇風機を使って空気が循環するようにしておきましょう。

晩に外から入る明かりや騒音に対しては，カーテンや雨戸での対策が有効です。部屋の雰囲気を変えずに遮光できるカーテンは増えています。遮音カーテンもありますが，レビューなどによると著しく効果が現われるものは少ないようです。寝るときには耳栓などを付ければ良いでしょう。

さまざまな化学物質や汚染物質については，それによる健康への影響を感じたなら，早めに対処することが大切です。リフォーム業者数件に相談し，良い対処をしてくれるところを選びましょう。