有害物質を出さない暮らし

便利な暮らしを助けてくれているいろいろな製品がありますが，それらが有害物質を発生させる元となっていることに気付いているでしょうか？一度見直してみるのは大切なことでしょう。では，生活の中で有害物質を出さないためには，どのようなことに気を付けることができるでしょうか？

有害物質を出すもので身の回りに溢れているものとしては，ビニール製品やプラスチック製品が代表的です。ちょっとしたものを買っても，ビニールの包装やプラスチックの容器が使われています。それ以外でパッケージに使えるものとしては，紙かガラスくらいですが，汎用性やコストの点からして使用範囲が限られています。ゴミ出しのときに見れば，プラスチックゴミやビニールゴミが非常に多いことに気付くでしょう。

ビニールやプラスチックそのものには問題ありませんが，その利用後の処分の際に問題があります。ほとんど再利用できませんから焼却処分するしかなく，そのときにダイオキシンなどの有害物質が発生します。焼却場から家が離れていても，雨や魚などを通して口に入ることになり，影響が出るでしょう。

それで，何かを買うときはその素材やパッケージを一つの判断材料にすることができるでしょう。できるだけリサイクル可能なものを選べば，有害物質の発生を減らすのに貢献できます。

ゴミそのものを減らすのも大切です。請求書はネットや携帯電話で見るようにして郵送されるのを止めたり，不要なダイレクトメールを受取拒否したりするなら，紙ゴミもかなり減らせます。衝動買いも控えたいものです。