秋の病気の原因

秋になって過ごしやすくなっているのに体調を崩しやすいという人は少なくありません。夏は元気に遊びまわっていたのに，と感じる人もいるでしょう。では，秋になって病気や体調不良が起きる原因には何があるのでしょうか？

秋に起きる体調不良の原因としては，夏の過ごし方が挙げられます。夏の間，暑さを物ともせず海へ山へと出かけていたような人は，涼しくなり始めると疲れから体調を悪くすることがあります。単なる疲労というよりも，その間のケアが十分でなかったことが影響するでしょう。暑いところで過ごしているとのどが渇き，冷たい飲み物が欲しくなります。また，毎週のようにバーベキューをして脂っこいものを食べていたかも知れません。そのようなことが消化器系に負担を与え，そのせいで体力が落ちてしまいます。

毎日暑かった時期が終わり，暑さと涼しさを繰り返す時期になると，体調が悪くなりがちです。体が温度変化に着いて行けていない状態です。倦怠感や疲労感を感じたり，生活リズムの乱れから不眠に陥ったりする人もいます。

また，春の反対で，活動的な時期から体を休める時期に移る期間である秋も同じように，自律神経のバランスが乱れがちです。病院で指摘されるような病気にはならなくても，不快な症状が続くことが少なくありません。高揚していた気分を落ち着かせるのが難しく感じる人もいるでしょう。

食欲の秋，スポーツの秋，といわれるような健康的な季節を過ごすのは，決して簡単なことではないようです。