夏の病気の原因

夏に起こりやすいいろいろな病気や体調不良。当然原因となるものがありますが，夏という時期独特の原因があることも考えられます。それでは，夏の病気はどのようなことが原因で起きているのでしょうか？

夏の体調不良の原因は，暑さの一言に尽きるでしょう。住んでいる地域にもよりますが，最近では最高気温が30度を超えることが日常的になっていて，雨でも降らない限り気温が下がりません。夕立が来て晩は涼しく過ごせるということも少なくなっていますから，晩も昼間の蒸し暑さがそのまま残っていることが多いです。

このような環境でいると，体が暑さに順応し切れなかったり暑さによる疲れが溜まったりしていき，さまざまな健康トラブルを引き起こします。

また，夏の暑さを和らげるためにエアコンをつけて過ごす人も多いですが，設定温度によっては外との気温差が大きくなります。そのような状態で出入りを繰り返していると，その温度変化に体が対応できず，自律神経のバランスを乱してしまうことになります。それが，夏バテといったはっきりしない体調不良の原因となっています。

夏バテで食欲がなくなる上に，暑いキッチンで加熱調理をするのを控えようとして食事のパターンが決まってくるようなことがあると，栄養バランスの偏りが起こります。体力が必要な時期に必要なカロリーが補えず，ますます疲労感や倦怠感が強くなることもあります。

夏を健康的に過ごすには，エアコンに頼り過ぎない形での暑さ対策が必要であるといえるでしょう。