水道水の使い方

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水道水の使い方

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日本は,水道水を安心して飲める非常に珍しい国ですが,それでも水道水をそのまま飲むことに抵抗を感じる人は少なくありません。水道水の安全性についてはたびたび取り上げられるところです。では,水道水をどのように使えば安心でしょうか?また,水道水を楽しむ方法があるでしょうか?

 

水道の歴史は古く,古代ローマの水道網は有名ですし,日本では戦国時代に作られたとされています。当然,細菌の発見がそれより後のことですから,浄水設備という点では問題があったでしょう。その後,19世紀後期に近代水道の設備が日本に持ち込まれ,技術の進歩と共に,安心して飲める水が各家庭に供給されるようになりました。

 

現在では,水道事業者についても,また供給される水の質についても法律で管理されていて,認可を受けた水道事業者(多くの場合,自治体の水道局)だけが50項目の水質基準を満たした安全な水を送り届けています。水道から家庭への配管やマンションなどのタンクについても十分管理がされています。

 

ですから,基本的に現在の日本の水道水は安全で,そのまま飲むことができます。もし不安であれば,一度沸騰させてから使うこともできますが,いちいちそのようにするのは実際的ではありません。水道を開いて数秒流してから水を汲むと,配管内に溜まっていたのではない水を飲むことができます。

 

水道局の中には,水道水の安全性をPRするためにボトリングして販売・配布しているところがあります。旅行先などでそのようなものを探してみるのも面白いでしょう。