水分不足の影響

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水分不足の影響

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水はいつでも飲める,水よりお茶やコーヒー,お酒の方が飲みたい,などと考える人は少なくありません。しかし,それが原因で体が水分不足になることがあり,それは非常に危険です。では,水分不足はどのような影響を及ぼすのでしょうか?

 

水は体内で非常に大切な働きをしています。血液を通して酸素や栄養素を体の隅々に運搬し,老廃物を回収して排泄させ,さらには体温の調節も行なっています。このような細胞外液よりも細胞内に存在する水分の方が量が多く,細胞の働きを維持する役目をしています。

 

ですから,これらの水分が失われると,人の体は正常に機能しなくなります。最初はちょっとした不調が現われるので自分で水を飲めば回復できますが,ひどくなると意識を失ったり内臓の機能が弱ったり,最悪の場合は死に至ります。

 

水分不足で起きる体調不良の一つが,脳梗塞です。血液中の水分が極端に減ることで,血液が濃くなってスムーズに循環できなくなります。それによって脳を巡る細い血管が詰まってしまい,脳の機能,ひいては体の機能に悪影響を与えます。しびれや麻痺,運動障害,言語障害などを起こすことになります。

 

汗をかく環境で水分を補っていないと,熱中症になります。大量の発汗によって体の水分が不足し体温調節ができなくなると,けいれんや目まい,失神,脱力,体温上昇などを引き起こします。

 

水分不足による比較的軽い影響としては,便秘が挙げられます。水分がないことで便が硬くなり,排泄しにくくなります。腸で滞留することによってさらに水分が奪われ,便秘が促進されることになります。