不眠を解消する寝室

良い睡眠をできるかどうかは，睡眠の環境に左右されます。寝室や寝具が悪くて不眠の原因になっていないかチェックすることは大切でしょう。では，不眠解消のために寝室をどのように整えると良いのでしょうか？

まずは，明るさをコントロールしなければいけません。照明が明るいと，なかなか睡眠モードに入れません。オレンジ色をした電球色の蛍光灯は，夕方の空の色に似ていてお休みモードに導いてくれます。また，間接照明などで明るさを落とせば，まぶしいと感じることなく眠りやすくなるでしょう。

また，にぎやかな環境も改善しなければいけません。外にお店などがあって気になるようであれば，厚手のカーテンを使って防音対策すると良いでしょう。また，静かな音楽や自然音のCDを小さな音量でかければ，騒音を和らげる効果がありますから，試してみるのも良いでしょう。

寝室の温度や湿度も大切な要素です。寝苦しい夏は特に対策が必要です。エアコンをかけるよりも扇風機のゆるい風の方が冷え過ぎなくて良いです。運転音も扇風機の方が格段に静かです。ジメジメするならば，除湿機を使うこともできるでしょう。

寝具選びにも注意が必要です。とにかく柔らかい寝具が良いという人もいますが，体が沈む布団は良くありません。低反発よりも高反発でしっかり体を支えてくれるものが最近は増えています。特に，床に布団を敷いていた人がベッドに変える場合などは，柔らかいものは眠れませんから，よく考えて選びましょう。