ストレスと不眠

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ストレスと不眠

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不眠を訴える人の多くが抱えている問題が,ストレスです。また,それとは反対に,ストレスを抱えていると眠れなくなることも多くの人が経験するところです。では,ストレスと不眠の深い関係について見てみましょう。

 

心配事や気になることがあると眠れなくなる,というのはよく理解できることです。精神的に緊張した状態が続いていると自律神経も緊張状態に傾き,リラックスして寝ようと思っても眠ることができません。意識はしていなくても体は興奮していて,睡眠が抑制されている訳です。

 

さらに,寝たいのに眠れないと,そのこと自体がストレスとなります。寝ようと思っていろいろなことをするのですが,なかなか眠れない,また何とか眠れたのにすぐ目が覚める,といった状態が続き,体が休まらないだけでなく,気分もスッキリせず朝を迎えることになります。

 

このようにして,心配事があって眠れない,眠れないから気分が晴れずストレスになる,という悪循環に陥ります。また,軽度の不眠の状態では昼間の睡眠で睡眠不足を補おうとするため,日中の生活に影響が出たり,習慣的に昼寝をすることで昼夜逆転の生活パターンになったりして,不眠が進行することも少なくありません。

 

ストレスというのは精神的なトラブルを連想するものですが,それ以外の外的な要因もストレス源であることを忘れてはいけません。暑い,寝具が心地良くない,外がうるさい,といった環境的なものもそうですし,風邪を引いているなどの体調不良もストレッサーに含められ,それが睡眠を奪うこともしばしばです。