むずむず脚症候群

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むずむず脚症候群

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最近ひそかに注目を集めている睡眠障害の一つに,むずむず脚症候群というものがあります。程度によりますが,決して珍しいものではありませんので,注意が必要です。では,むずむず脚症候群とはどのようなものなのでしょうか?

 

むずむず脚症候群とは何だかおかしなネーミングですが,脳神経の病気に分類されるもので,レストレスレッグス症候群とも呼ばれ,日本では200万人ほどが治療を必要としていると推測され,患者数も意外と多い病気の一つです。

 

主な症状は,脚がムズムズ,チクチク,ピリピリした感じとか電気が流れている感じ,また虫がはっている感じなどと表現されます。晩寝ようとするとその感覚がして眠れなかったり,寝ても脚をやたら動かしたりして眠りが浅くなるのが特徴です。軽度の人は晩だけ症状が出ますが,ひどい人になると日中でも脚に違和感を感じ,うつ状態になることがあります。

 

原因やメカニズムははっきりしていませんが,脳内で運動機能をスムーズにさせるためのドーパミンという物質が不足していることや,鉄や葉酸の不足などが関係しているのではないかとされています。

 

日本では認知率がまだまだ低く,医師の中にも十分理解していない人もいるため,うつ症状や末端神経障害などと間違われることがあります。不眠外来や神経内科などを受診して相談するようにしましょう。病気への心配がストレスで不眠が悪化することもありますので,受診した医師が対応できないようなら専門医を紹介してもらうなどして,早めに対処することが大切です。