肩こりの薬物治療

スポンサードリンク

肩こりの薬物治療

スポンサードリンク

肩がこるからといってすぐに薬が処方されることはあまりありませんが,薬を効果的に使用することで肩がこりにくくすることができます。では,肩こりにはどのような薬が役立つのか,見てみましょう。

 

普通肩こりで受診する診療科は,整形外科でしょう。整形外科を含め病院で肩こりの治療に処方する薬としては,消炎鎮痛剤です。炎症を抑え,痛みを和らげる効果のあるもので,塗り薬もありますが,ほとんどの場合,馴染みもあり使いやすいシップ薬が使われます。

 

内科的な治療が必要だと医師が判断するなら,飲み薬が処方されるでしょう。種類としては,やはり痛みを抑える痛み止めが多いです。また,栄養的なアプローチが必要なケースでは,ビタミンB群が主剤のビタミン剤が使われるかも知れません。ビタミン剤は,肩こりや眼精疲労に効果があるとして市販されている薬にも多くありますから,慢性的な肩こりの人は自分で購入して服用していることが多いです。

 

ストレスが原因で筋肉が緊張しているような場合は,筋肉の緊張をほぐす筋弛緩薬やイライラを鎮める働きのある抗不安薬などで治療されることもあります。精神科系の診療科ではよく使われますが,普通は弱いものが処方されます。

 

どのような薬を病院で出されるとしても,症状を和らげるためのもので,肩こりを根本的に治療するものではありません。適度な運動やバランスの取れた食事,ストレスコントロールなどによって肩がこりにくい体を作ることが大切です。そのようにすれば,薬に長期間頼って過ごす必要はなくなるでしょう。