運動不足による肩こり
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肩こりを訴える人の多くに共通しているのは,運動不足だということです。それも,少しの間のことではなく,慢性的な運動不足に陥っている人も少なくありません。では,運動不足がどのように肩こりの原因となるのか,見てみましょう。
肉体労働の人は,ほぼ毎日仕事が体を動かす機会となっているでしょう。長い距離を移動することもありますし,重いものを何度も運ぶこともあり,体が疲れはしても筋肉がこわばるようなことはあまりありません。
問題となるのは,デスクワークが中心の人です。一日中座ったままで,ほとんど移動することもありませんから,運動量は限られています。そのような人は,肩を動かすよりも手や指先を動かすことの方が多いに違いありません。日中の運動量が少ない分,夕方や晩に運動することができれば良いのですが,デスクワークでは精神的な疲労を感じるもので,運動をしようという気にはなかなかならないでしょう。
このような運動不足が肩こりにつながる要因としては,筋肉の低下があるでしょう。十分の筋肉量があれば,血液を循環させるのに障害はありませんが,弱った筋肉が血行を悪化させ,肩こりを引き起こします。
また,弱った筋肉が硬直しやすい状況にあることも問題です。作業に集中するあまり,肩に力が入り,それが長時間続くこともありますし,そこへストレスも重なると,肩こりはいっそうひどくなります。
肩がこるからといって仕事を変えられませんから,仕事での運動不足を解消するようにコントロールすることは大切です。