焼き魚の作り方

加熱調理する魚は多少鮮度が落ちていても良いと思うかも知れませんが，新鮮なものを使えば焼き魚も身が柔らかく味も良いものです。また，おいしい焼き魚を作るコツもあります。では，焼き魚の作り方を見てみましょう。

一般的に焼き魚といえば，塩を振って魚焼き器に入れて焼くという人が多いですが，中まで火が通らなかったり冷めたら味が半減したりしてしまうでしょう。少し手を加えて，おいしい焼き魚を作りましょう。

まず，魚に塩を振る前に，お酒を軽く掛けます。その上に，高い位置から満遍なく塩を振り掛けるのがコツです。こうすることで，塩がなじんだり身が柔らかくなったりします。5分程度置いてから焼きに入ります。

焼くのは遠火の強火が基本です。そのためには，コンロの火から離した位置で焼けるようにしなければいけません。専用の焼き台もありますが，ブロックやレンガを使って台を作り，その上に焼き網を置くようにしても良いでしょう。十分熱したところで魚を焼きます。焼きは，一度裏返すだけで決めようとせず，様子を見ながら小まめに裏返して焼けば失敗がないです。このために，串を刺しておくと便利です。最後は，盛り付ける面をキレイに焼いて完成です。

頭や尾が付いた小さい魚を焼くのであれば，塩をヒレにたっぷりと付ける化粧塩や魚が泳いでいるように見える踊り串に挑戦できます。少なくとも，焼いているうちに皮が破けないように，また身を取りやすくするために飾り包丁を入れておきましょう。