昼の過ごし方

ほとんどの人にとって昼の過ごし方はある程度決まったものになっていますが，その生活リズムが必ずしも体内リズムと合っているとは限りません。では，理想的な昼の過ごし方とはどのような過ごし方でしょうか？

仕事をするにしても，他の用事をするにしても，できれば楽にやりたいというのが正直な気持ちでしょう。確かに，仕事を効率良く行なって無駄な労力を使わないようにするのは大切なことです。しかし，あまりに楽を求めようとするあまり，いつの間にかほとんど体を動かさなくなっている，ということがあるかも知れません。楽をしている割には，昼食をしっかり食べて休憩時間を取り，仕事後の付き合いに積極的に加わるようなことになるなら，完全にバランスが崩れています。

ですから，仕事や家事などの効率が悪くなるようにする必要はありませんが，昼間はできるだけ体を動かして過ごすようにするのが最善です。よく休憩時間に仲間とボール遊びをしている人たちの光景が描かれますが，何らかの仕方で運動をすることができるでしょう。昼食はオフィスや食堂ではなく，少し離れた公園に行って食べるようにすると，日に当たりながら体を動かし，爽やかな気持ちで食事を楽しめます。

昼食後は眠くなることがよくあります。詳しくは別に取り上げますが，短時間の昼寝は作業効率を高める効果があります。当然，状況や場所を選ぶ必要がありますが，できるのであれば少しだけ昼寝をするのも，体内リズムに合った昼の過ごし方です。

昼間，人に会って話をするのも，活動的に過ごす一つの方法で，それによってストレスを解消することもできます。