夜の体内リズム

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夜の体内リズム

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一日が終わった夜の時間の過ごし方は人それぞれです。とにかくゆっくり休むことに専念する人もいれば,自由な時間を使っていろいろなことをしようとする人もいます。それでは,夜の体内リズムはどのようになっているのでしょうか?

 

夕方,日が傾き始めると,体内リズムとしては昼間の活動モードが切り替わり,次第にリラックスモードに入っていきます。太陽周期に合わせて生活している人間としては,日が沈むと活動をやめて休むように,という指令が体から出ることになります。

 

しかし,夜になるとすぐ寝るように体内リズムが働く訳ではありません。夕食をしなければいけませんし,その食後は体温も上がり,すぐ寝られる状態ではありません。

 

食後しばらくした時間,朝太陽の光を浴びてから約15時間くらい経った頃,睡眠に必要なメラトニンが分泌され始めます。これによって,眠るための準備が本格的に整い,次第に眠気を感じて就寝します。

 

眠っている間も体内リズムによって,体には変化が起きています。10時から翌2時くらいの間は成長ホルモンが分泌される時間帯で,その間に肌の再生や疲労の回復が行なわれます。この時間帯にまだ起きているようなら,このような体の修復が十分されなくなりますので,注意が必要です。

 

夜中2時頃を過ぎると,眠気が弱くなると感じた経験のある人はいるでしょう。実は,体内リズムとしてその頃にはメラトニンの分泌が少なくなり始めていて,体が睡眠へと働かなくなっていく訳です。