朝の排便習慣

朝の生活リズムとして定着させたいのが，排便習慣です。しかし，便秘気味であったり，便秘ではなくてもトイレに行く時間がマチマチであったりするような人は多いでしょう。では，朝の排便を習慣にすることは体内リズムにとってなぜ良いことなのでしょうか？

朝余裕を持って起床して朝食を食べ，昼はしっかりと体を動かして，晩十分睡眠を取る，という基本的な生活パターンができている人は，朝に排便することが多いです。それは，前の日に食べたものが寝ている間に消化されているので，朝少し腸が動けば便が出やすくなるからです。

朝トイレに行く習慣を付けることは，体内リズムを整えるのに役立ちます。朝に便を出すことができれば，日中は自分の仕事に集中することができるでしょう。もし仕事中に便意を感じるとしても，必ずしも自由にトイレに行ける訳ではありません。気恥ずかしさもあって我慢することもあります。そのようなことが続いて便秘になることもよくあります。

また，体の機能という点から考えるなら，朝便を出すことで，腸の中をキレイにすることができます。体内時計のリセットに合わせて，腸内環境もリセットすることができる訳です。それによって，食事から摂った栄養素を取り込むのも容易になり，体の機能を正常に保つことができやすくなります。

朝の排便習慣を付けるには，朝の時間の余裕が必要です。たとえ出なくても朝トイレに行くようにすれば，腸が便を出す時間だと認識するようになってくるでしょう。目が覚めてからコップ1杯の水を飲むことも腸への刺激となり，朝の便通を良くするのに役立ちます。